楽一の歴史

楽一誕生期 中小零細企業様向けの事務処理専用機として誕生

(1) R1-150R(1992年10月発売)

RX30/20
当時のUNIXワークステーションであった150Rを使って中小零細企業様向けに開発。
特許を取得しているフォームカスタマイズ機能を搭載して、伝票のイメージをそのまま
スキャナーで読み取り、その上にプログラムで制御された入力項目・印刷項目を選択して、
設定するだけで、独自の入力出力プログラムが完成する画期的な手法をとり、
インストラクターだけでの納品設置を可能にした、画期的なノンSE体制を構築(問題点)
当時のソフトウェアはUri1で日次更新、月次更新、締日更新が必要で、売上訂正時が
非常に面倒であった。


(2) 楽一RX40/17 楽一RX20/10(1994年7月発売)

RX30/20
R1-150Rの欠点を補う為に開発された本格的事務処理専用モデルである。
楽ちんボタン、おまかせプリンターを搭載。楽ちんボタンとは、画面のメニュー選択による
プログラム呼び出しを行なうという面倒な操作を不要とする。すなわちワンタッチで
起動プログラムを選択できる機能である。またおまかせプリンターはプリンター上のボタンを
操作することなく印字用指圧自動検知、単票・連帳の切り分けを可能にしたものである。
この楽ちんボタン、おまかせプリンターに代表されるように、当時の中小零細企業様の
中には機械操作が苦手な方が多いという特性をメーカーとして把握していた為に付加した
機能で、実質的には『事務処理専用機』はこのモデルから始まったといっても良いと
思われる。また、Uri1における欠点を大幅に改善したUri3(日次更新不要)をこのモデルから
搭載している。
(40/17の17はDisk容量が170MB 20/10の10はDisk容量が100MBを表す)

第一成長期 手書きキーボードが大ヒット、多くの顧客に愛され発展する楽一へ

(3) 楽一RX50/30 RX30/20 RX10/10(1995年5月発売)

RX30/20
40/17 20/10シリーズから始まった『機械の苦手な方でも操作可能』のコンセプトを更に
進化させたモデルがこのRX50 RX30 RX10の3モデルである。
これは当時カシオ計算機が開発した電子手帳の『手書き認識機能』を事務処理用の
コンピュータに応用した画期的なモデルである。この手書き方式は業界内でも大きな
話題を呼び、楽一が事務処理専用機としての地位を大きく高めることに貢献した。
((2)と同様に/の後の数字はDisk容量を表している)


(4) 楽一RX80 RX70 RX60 RX10(1996年10月発売)

RX70
楽一RX50 30の問題点を改善し、更に使い易くしたのがこのRX80・70・60 の
3モデルである。画面を12.1inc・11incと一回り大きくし、RX80・RX70はカラー画面とし、
更にはスピントップという画面を縦・横90度回転させて表示させる機能を追加した。
この機能は当時、カシオ計算機製のワードプロセッサー『ダーウィン』シリーズで採用
されていたものを応用したものである。更には、ソフトをVer-upし、請求更新・月次更新レス
を実現したUri5を搭載した。このUri5システムは見積サブ、入金消込サブ、月次残高サブ、
納品管理サブなどサブシステムを強化したモデルである。


(5) 楽一RX85 RX65 RX15(1998年6月発売)

RX85
平成10年6月に発売したのがこの通称「楽一5シリーズ」と呼ばれている85 65 15の
3モデルである。
この3モデルは特に手書きペンボードを強化し、大型化を行なった。これにより、手書き入力
モードが5文字と3文字の選択が可能になったばかりでなく、文字認識率も大幅に
向上したという評価をユーザ様から頂いている。


(6) 楽一RX88 RX68 RX18(1999年8月発売)

RX68
過去5代に渡ったモデルを外見的に一新し、専用機らしさを追及したモデルがこの
「楽一8シリーズ」である。画面を前に倒して、タッチ入力が出来るようにしたのを始め、
本体上部に取っ手をつけて持ち運びを可能にした。またバックアップメディアとして、
スーパーFD(120MB)を採用。当初バックアップにFDが5枚~20枚必要だったのを、
基本的に一業務一枚のSFDでのバックアップを可能にした。
またこのモデルは、通常の外付けキーボードの他に、内蔵キーボードを標準装備し、
例えば、内蔵はJis、外付けはPenという切り分けを可能にした。
この時期累計出荷台数は3万台を突破し、ラジオCM, テレビCMなどが頻繁に流され、
一般消費者の人にも楽一の認知度が大きく上がった時期でもある。


(7) 楽一RX77 RX55(2001年2月発売)

RX55-2
世の中のIT化が大きく進んだこの時期、メールやインターネットのニーズが高まってきた。
この市場ニーズに対応する為に開発されたのがこの「楽一77 55」シリーズである。
これまでのUnixベースのワークステーションのハードから、Windowsベースの専用機に
一大転換を行なってインターネットやメールの接続を可能にした。
更には、これまで培ってきた専用機技術を更に進化させ、楽ちんボタンにLEDランプを
取り付けて、光る楽ちんボタンとし、現在起動している業務が何であるか?一目で分かる
ように進化させている。また、音声技術も取り入れ、音声ガイダンスや音声入力も可能に
している。最上位機種のRX77には電話番号辞書を標準装備させ、全国4000万件と
いわれるタウンページ、ハローページ情報を持った辞書を保有し、各アプリケーションから
電話番号を入力するだけで、名前(会社名)、住所、郵便番号などを表示させる機能を
持たせている。これにより、特にこの時代に不特定多数の顧客と取引を行なう通販業などの
顧客に高い評価を得る事となった。 また当モデルから画面手書き入力を可能にし、
従来のキーボードへ文字を書き込んで変換するだけでなく、画面に直接書き込んで
変換する方式も標準装備とした。


(8) 楽一RX1(2002年3月発売)

RX1
楽一RX1は、初心者でもすぐに使いこなせるように、事務の五感を使って操作できるように
した事務処理専用機です。また、大きな特徴としまして、本体、ディスプレイ、キーボード、
プリンターをばらして設置可能。置き方の自由度を広げました。これによりカウンターの上や
狭い場所でも設置可能としました。
元々は、平成13年10月に発売した「RX1 送り状システム」パック商品でした。
これは送り状専用機 と言う位置づけで発売されましたが、そのコンパクトなパッケージと
画面直接文字入力や音声入力、出力機能など 使い勝手の良さから、のちに
業務アプリのライト版を搭載可能とし、通常モデルとして売りだされました。


(9) 楽一RX55VA2(2003年11月発売)

RX55VA2
RX65シリーズの時に大型化したペンボードを更にレベルアップさせ、バックライトをつけて
非常に見やすくしたのがこのRX55VA2モデルである。またプリンターに斜行補正の機能を
付け、『どこにおいても書き出し位置を自動検知』しまた『斜めに挿入してもまっすぐに
補正してくれる機能』を追加した。
これにより、本格的な『おまかせプリンター』にレベルアップした事になる。
このモデルよりプリンターはUSB接続とし、従来のパラレル接続に比較して、ケーブルも
細くなり、接続も更に容易に行なえるように工夫された。

第二成長期 コンセプトを中小零細企業のマネージメントツールに変革した楽一

(10) 楽一BX100 BX10(2004年8月発売)

BX100
このモデルの投入によって、これまでのRXシリーズからBXシリーズに大きくレベルアップを
計った。従来の入門機としての事務処理専用機から、中小零細企業様向けのビジネス
経営ツールとして大きくコンセプトの変革を図ったのである。
特にソフト体系を全面的にCCMシリーズに改定し、デジタルインクや電子保存検索など、
他社には無い画期的なツールを装備させた。デジタルインクとは伝票類に挿絵や簡単な
図面を書き、書いたそのままに印刷し保存できる機能である。パソコンでも図を書き込む
ことは可能であるが、画面表示=印刷とはならないケースが多い。
このデジタルインクは描いた通りに印刷され保存されるという機能で、特に金属加工業や
木工所、更には製造業・加工業のユーザーから高い評価を得ている。
また、電子保存検索とは印字した全ての項目を検索対象としてあらゆる印字項目から
検索する事を可能にしている機能である。従来は過去の伝票を検索する場合、日付、
得意先、伝票番号などを使って検索するしかなかったが、今回のこの機能により、全てを
検索の項目に指定できるという他社には無い画期的な機能である。
欲しい時に欲しい情報を制約無く検索するというのが本当の中小零細企業様の
ソリューションであるという考えに基づいて開発されたこの電子保存はあらゆる業種の
経営者に高い評価を得ている。特に昨今のように、偽装が頻発したり消費者がより安全な
商品を求めるようになって、過去の履歴を即座に提示するニーズが企業側に出てきており
そのニーズに対応できる特許取得の機能である


(11) 楽一BX200(2007年2月発売)

BX200
BX100 BX10が発売し、CCMシリーズが広く普及するにつれて、複数台設置を希望する
顧客が増えてきた。そういったニーズに答えるために開発されたのが、Intel Pentium4を
搭載したBX200シリーズである。このシリーズは親機としてのニーズだけでなく、
マルチタスクを10ジョブまで可能にした事により、スタンドアローンでも導入する企業が
増えてきている。特に好評なのがその処理スピードと、17inの大型画面、更には
指紋認証や静穏設計の機能である。特に指紋認証は、個人情報保護のニーズに非常に
マッチしたものであると評価されている。
平成20年2月より、このBX200は、Windowsパソコンのデバイスやソフトの動作を可能にして
多様化する顧客のニーズに幅広く対応できるようにしている。また、CCM販売管理シリーズ
も2A版に強化され、EOSを始めとする他システムとのデータ連携を可能にし、更には
ページプリンタによる3連4連伝票の印字も可能にして、幅広い時代のニーズに答えている。

第三成長期 いよいよ統合管理、分散した社内情報の一元化を可能にする楽一へ

(12)楽一BX110SV(2009年3月発売)

BX110SV
このモデルにより、ビジネスの中核にCORE N'EXと言うソリューションを提案。
これは、個人情報保護や内部統制など、今ビジネスに求められる情報管理をハードと
ソフトの両面から解決。 既存資産を活かしたネットワークと、業務効率化に役立つ
システムを融合し、情報の一元化による「見える 環境」づくりを強力にバックアップ、
会社を強くするITソリューションです。 ハード面では、楽一BX110SV(コアボックス)のOSに
Windows Serverを搭載し、既存PC端末を活用したネットワーク構築を実現。勿論複合機や
周辺デバイスとの接続も可能とし、既存のIT資産を統合管理。
企業全体をネットワークで結び、情報の一元化を促進します。 ソフト面では、実績の有る
CCM/STD版を更にレベルアップしたCCM/SR版、更にはCCM/EX版をリリース。
これにより、今までの業務スタイルに応じたカスタマイズによる高柔軟性はそのままに、
システム間データ連携の強化。また拡張性の高いデータの入出力を実現。
携帯電話やハンディターミナルとの連携もサポートします。


(13)楽一BX110 BX11(2009年5月発売)

BX110
こだわりの道具は次なるステージへ、使いやすさに、さらなるこだわりを。
「道具とは、使えてこそ道具である」のコンセプトを更に推し進め、業務効率化につながる
機能性、人を選ばない操作性、フレキシブルな運用性など、オフィスのセンターマシンに
ふさわしい性能を装備。 実績の有るCCM/STD版を更にレベルアップした
CCM/SR版による機能の充実。更にこの時期、カシオ情報機器(株)は、経済産業省の
主催する「平成20年度情報化促進貢献情報化促進部門」 におきまして、「楽一シリーズ」
による中小企業様での情報化促進への高い貢献というご評価を賜り、
経済産業大臣表彰を受賞致しました。